また君に
「逆ギレかよ!?おいっ、待てって!!」
「うるさいなぁー!!」
違う…。
うるさいのも、めんどくさいのも。
全て私。
さっきから『ドクン、ドクン』ってうるさいんだ。
気づきたくないこの音。
鳴りやまない
「はぁ…、はぁ…。」
後ろから追いついてきた海吏。
「息切れ?だっさぁ」
バカにした笑い。
「っせなぁ。最近運動してねーんだよ!!つーか、お前歩くの速いんだよ!!」
「そんなわけな…」
い…。私達はすでに校門の前にいて私はきっとまぬけな顔をしていた。