また君に


「もったいねぇな。」


よく言うよ。


「海吏もよく告られるじゃん。」

「俺はなんとゆーかな…遊びだよ。」


失礼な奴…
女子はみんな真剣に告ってるのに


「お前さぁ、好きな人いないわけ?」

「んー…分からない?」

「疑問形かよ!?」


だって…あの人のことを私は好きと言ってもいいのかな

思い出される過去の日々。


「海吏、教室に戻りなよ。」

「まだ戻らないから。」

「あっそ、私帰るね。ばぃばぃ。」


海吏といると疲れるんだ
自分でよくわかる。
 
< 6 / 20 >

この作品をシェア

pagetop