あたしと彼と白いキャンバス
10.電話
その日の夜だった。
あたしの携帯が着信を訴える。
口の中のコンビニおにぎり(夕食だ)を慌てて飲み込んで携帯を確認すると、
知らない番号からの電話だった。
あたしは少し迷って、出る。
「はい」
『あ、チビちゃん? 俺、俺』
新太郎先輩の声だ。
『あ、あれだろ。なんでこいつケーバン知ってんだよキモッとか思ってんだろ』
「すごい。新太郎先輩はあたしの心が読めるんですね」
『にっくたらしいやっちゃの~。志乃ちゃんに電話して聞いただけだわい』
電話越しに新太郎先輩の笑い声が響く。
あたしの携帯が着信を訴える。
口の中のコンビニおにぎり(夕食だ)を慌てて飲み込んで携帯を確認すると、
知らない番号からの電話だった。
あたしは少し迷って、出る。
「はい」
『あ、チビちゃん? 俺、俺』
新太郎先輩の声だ。
『あ、あれだろ。なんでこいつケーバン知ってんだよキモッとか思ってんだろ』
「すごい。新太郎先輩はあたしの心が読めるんですね」
『にっくたらしいやっちゃの~。志乃ちゃんに電話して聞いただけだわい』
電話越しに新太郎先輩の笑い声が響く。