あたしと彼と白いキャンバス
――夢を見ながら泣いていた、らしい。


目が覚めたあたしは涙を拭った。

時計を見ると深夜2時。



携帯のメールをチェックすると、
あの女たちからっぽい糞メールで受信箱がいっぱいだった。


どれだけ暇なんだろう。

それとも、時間を割いてまであたしを傷つけたいのか。




「――あ、」



見知らぬメールアドレスの中に1件だけ、それを見つけた。


志乃からのメールだ。
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