あたしと彼と白いキャンバス
18.本当の
「おかえり」
マンションに帰ると、美味しそうな匂いと篠宮先輩の声があたしを出迎えた。
小さなテーブルの上には食事が並んでいる。
ご飯と味噌汁とホイルの包み。
白い湯気がほかほかしてる。
「…あの、これは一体」
なんだか目がチカチカする。
「俺が作ったんだよ。これは鮭のホイル焼き。熱いから気をつけて」
「はあ…」
「材料は全部自分で買ってきたから。…米もないのは驚いたけど」
だって自炊しないし。
火とか包丁とか怖いし。
マンションに帰ると、美味しそうな匂いと篠宮先輩の声があたしを出迎えた。
小さなテーブルの上には食事が並んでいる。
ご飯と味噌汁とホイルの包み。
白い湯気がほかほかしてる。
「…あの、これは一体」
なんだか目がチカチカする。
「俺が作ったんだよ。これは鮭のホイル焼き。熱いから気をつけて」
「はあ…」
「材料は全部自分で買ってきたから。…米もないのは驚いたけど」
だって自炊しないし。
火とか包丁とか怖いし。