あたしと彼と白いキャンバス
あたしはぬいぐるみを抱いて椅子に座ったままで、
同じポーズを続けているのは結構辛いものだと感じはじめていた。
「…小早川さん、冬休みの間のことなんだけど」
ふいに先輩の口が開く。
あたしはドキリとして唾を飲んだ。
先輩が手紙のことを知っているはずがないのに。
「もちろん休み中もモデルをやってもらうつもりだけど、場所を変えたいんだ」
「え」
「家に来てくれないかな。衣装もこっちで用意するし」
「え」
「正月が過ぎたら。1月4日はどう?」
「いや、ちょっと待ってください」
同じポーズを続けているのは結構辛いものだと感じはじめていた。
「…小早川さん、冬休みの間のことなんだけど」
ふいに先輩の口が開く。
あたしはドキリとして唾を飲んだ。
先輩が手紙のことを知っているはずがないのに。
「もちろん休み中もモデルをやってもらうつもりだけど、場所を変えたいんだ」
「え」
「家に来てくれないかな。衣装もこっちで用意するし」
「え」
「正月が過ぎたら。1月4日はどう?」
「いや、ちょっと待ってください」