部活の天使
それから、何もなかったかのように朝練は終わり・・・
「今日も、碓井先輩の家で勉強会なんだって?」
授業中に隣から聞こえた声の方を向くと進藤君が頬杖つきながら私の事を眠そうな目で見てる。
「うん。知らないうちに決まってた・・・そういえば、」
「うん?」
私が話を切り替えると進藤君は片眉上げて『何?』って顔してる。
「進藤君、今日、朝練来てなかったね?」
「あぁ~、寝てた。」
・・・進藤君らしい理由だ。
「まぁ、怒られなかったし・・・むしろ、笑われた。」
「岸谷先輩に?」
そう言うと進藤君は黒板の方を向きながらコクコク頷く。
やっぱり。
まぁ、想像つく人なんか岸谷先輩しかいないけど・・・
「俺も今日行くから。」
「へ?」
その言葉に進藤君の方を見ると、進藤君は前を向いたまま机の中から携帯を差し出してきた。
そこには、
『from 岸谷麗
題名 放課後。
本文
今日の放課後拓未の家で勉強会やるから。
あ、強制参加ね。
』
「今日も、碓井先輩の家で勉強会なんだって?」
授業中に隣から聞こえた声の方を向くと進藤君が頬杖つきながら私の事を眠そうな目で見てる。
「うん。知らないうちに決まってた・・・そういえば、」
「うん?」
私が話を切り替えると進藤君は片眉上げて『何?』って顔してる。
「進藤君、今日、朝練来てなかったね?」
「あぁ~、寝てた。」
・・・進藤君らしい理由だ。
「まぁ、怒られなかったし・・・むしろ、笑われた。」
「岸谷先輩に?」
そう言うと進藤君は黒板の方を向きながらコクコク頷く。
やっぱり。
まぁ、想像つく人なんか岸谷先輩しかいないけど・・・
「俺も今日行くから。」
「へ?」
その言葉に進藤君の方を見ると、進藤君は前を向いたまま机の中から携帯を差し出してきた。
そこには、
『from 岸谷麗
題名 放課後。
本文
今日の放課後拓未の家で勉強会やるから。
あ、強制参加ね。
』