部活の天使
ーーー・・・翌朝・・・---

「ふぁ~・・・」

・・・眠い・・・。

今日から私はマネージャー生活の始まりです。

バスケ部は朝練もあるのでマネージャーの私は6時起き。

桜並木を歩いていると---・・・

「あれ」

「お?西野サンや」

並木道に立っていたのはイケ面の~・・・そう言えば先輩の名前しらないや・・・

「何してるんですか?」

「ん?いや、桜が綺麗やな~思て。」

そう言って先輩は上を見上げる。

わ・・・

先輩の綺麗な顔立ちが桜でさらに綺麗に見える・・・。

「綺麗・・・」

思わず声に出てしまった私はあわてて口をふさぐ。

「そうやよね~。」

先輩は自分の事だとは気付かずに私にニッコリほほ笑む。

っっっ・・・

私はその笑顔にハートを射抜かれ停止状態。

「あれ?・・・西野サーン?」

そんな私に気付いた先輩は私の顔の前で手をブンブン振る。

「え・・・えっとっ先輩の名前まだ知らないんですケド・・・」

私は何とか我に返って話を展開する。

「あぁ、そやった、俺は岸谷です。よろしくな。」

「えぇっと、名前は?」

そういうと先輩はちょっとだけ嫌そうな顔をして、

「・・・知らぬが仏・・・。」

そう言って歩き出してしまった。




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