「 CRAZY C@ 」
壁に掛けてある時計に目をやると
針は8:10を指していた。
今日は平日、学校がある。
あたしの学校は8:30までに登校しなければならない。
家から学校までは自転車で約10分かかる。
…遅刻だ。
…なんでもっと早く言ってくれないんだろう。
お化粧だってしたいし朝ごはんゆっくり食べたいし、
朝はバタバタしたくないのに!
日和に文句を言ってやろうと扉の方を向くと
既に日和はいなかった。
かわりにドタバタと走る足音だけが聞こえた。
あたしも準備をしよう。