私とあなた。
冬2


いつも無意識に坂田君を探してしまう。

目で追ってしまう。



今日も、そして今もそう。



いつもは目が会うことはないのに。



今日、今に限って


坂田君は

私と目が合うと、とろけそうな笑顔で私に微笑んだ。


私は笑い返すこともできずただただ見つめ返していた。







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