私とあなた。



「たとえっ…」


「は??」


「たとえ、恥をかくだけでも、釣り合わなくても、先輩に邪魔されても、



私は坂田君が好きなんですッッ!!」



「…な、なによ…」


「先輩は美人でみんなからの人望も厚くて…。そんな先輩には私の気持ちはきっとわからないと思います。

でも…でもっ…好きなんですぅ…っ」


最後のほうは私、泣いてしまっていた。



< 52 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop