ありがとう
『桜。なんの話だった??』
私は答えなかった
『桜だめじゃん先輩無視しちゃ』
クスクスと美穂先輩が笑いながら言った
『はい』
私は下を向いた
なんで私が言われなきゃならないのよっ
私よりたった何ヶ月か早く産まれてきただけなのに
上下関係うざ
『桜どうした??具合悪いの??』
茜先輩は私を気づかってくれた
でも美穂先輩がこっちをにらんでくる
『なんでもないです。茜先輩にはかんけいないでしょう??いちいちうるさいんですよ』
今ので絶対に嫌われた
『なにがあったか知らないけど,なんかあったんだったらいってね??』
涙がぶわって出てきた
茜先輩はわかってくれてた
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