はちみつレモン

庭にある

ベンチに座って

ケータイをいじっていた。

すると―・・・


「あーいりっ」


バッと顔を上げると、

翔太がいた。



ドキ――



『あ・・・翔太』


あたしは

ドキドキして

なにを話していいか

分からない。

そのとき、

翔太が優しく笑った。


「待っててくれたの?」


『ぅ、うん』


「ありがとっ」


ニコッと

笑う翔太を見ると、

もっとドキドキする。
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