私の彼はヤンキーくん


「友達、見つかって良かったな。」



男の子はそう言うと


私達に背を向け、歩いて行った。



「果歩、あれ誰?」


「さぁー?」



今まで雲に隠れていた月が顔を出した。


周りが月明かりに照らされる。


あの男の子も。



「あっ、キレー!」



男の子の髪は月明かりに照らされ


輝いていた。


彼の金髪が―――――――――――
< 23 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop