ある日モテ期がやってきた!!~愛されすぎてどうしよう~
「さ、メシにしようぜ!! なーんかメチャクチャ脳みそ使った感じ!!
やっぱ、慣れないことは言うべきじゃないなぁ」
ニッと、いつもの青山が私を見て笑う。
だから私も、流れ出しそうだった涙を拭い去り、いつもみたいに笑って青山を見た。
「もぉ……青山の言葉に感動してたのに、その一言で台無しじゃん」
「あははっ、さすが俺!!」
「いや、誉めてないから」
いつもみたいな馬鹿なやり取りをして、私たちは笑い合う。
「やっぱり俺、お前の笑ってる顔が好きだよ」
隣に居る青山は、今までにないくらい優しく笑っていて、そして、嬉しそう。
「色々大変かもしれないけどさ、でも、きっとなんとかなるよ」
その言葉に、私は微笑みながら小さく頷いた。