ある日モテ期がやってきた!!~愛されすぎてどうしよう~


………

……




昼休み。

私と啓介くんは、お昼ご飯を食べるために暗室に来ていた。


「さっき、渉から連絡があったんだ」


そう言って、携帯の画面を私に見せる。


【 実は、小百合の親とさっきまで面談してた。
小百合に無理矢理連れてこられた時は何事かと思ったけど……結構面倒なことになりそう。 】


え、小百合ちゃんの親って……つまり、犬飼くんの親だよね。

あっ、だから犬飼くん、朝に帰っちゃったのかな?


「で、こっちが良太郎から」

「あれ? 私には連絡なかったのに、啓介くんには連絡あったの?」

「あー……多分、説明する時間がなかったんだと思う」


説明?

それってなんだろう? と思いながら、ボタンを操作していく。




【 父と母が揃って帰国してて、今から話し合い。
前はなんとかなったけど、今回はさすがにキツいかも。
奈央ちゃんには啓介から話しといて。 】


……何これ? どういう意味だろう?


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