ある日モテ期がやってきた!!~愛されすぎてどうしよう~
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その後、私たち4人は色々な話をした。
3人の子供時代の話を聞いたり、私の子供時代の話をしたり、知らなかったことを少しずつ知りながら、みんなで笑い合う。
青山が「トラウマ」と言っていたピアノの発表会の写真を、犬飼くんがニヤニヤしながら持ってきた時は涙が出るほど爆笑し、
格闘技をする啓介くんの写真には素直に「凄い!! カッコイイ!!」と驚きながら、みんなとの時間を目一杯楽しんだ。
そうやって話をしているうちに、外はだいぶ暗くなってきた。
……そろそろ帰らなきゃいけない時間だ。
「授業を受けてる時間は凄く長く感じるのに、みんなで過ごす時間は、ほんっとあっという間に過ぎていくね」
「うん」
楽しい時間は、あっという間に過ぎていく。
もっとたくさん色々なことを話したいし、もっといっぱい笑い合いたいけれど、さすがに夜遅くまでそれを続けるなんて出来ない。
「来年になったら、きっと、もっともっと早く過ぎていっちゃうんだろうね」
「……うん」
ずっと一緒に居たいけど、高校を卒業したらみんなバラバラの道を行く。
「……こうやってみんなで笑い合っている時間は、段々と減っていっちゃうんだね」
それを思うとやっぱり悲しくなるけれど……でも、みんなはニコニコ笑ってる。