ある日モテ期がやってきた!!~愛されすぎてどうしよう~


何気ない日々の出来事を綴った、『ユウの気まぐれブログ』

そこに初めてコメントしてくれたのは【 犬山 犬太郎 】と名乗る同い年の高校生で、同じ学校だと知って、「運命だ」と感じて生きてきた。


そんな中で、青山や犬飼くん、そして啓介くんとドタバタな毎日を過ごして、苦しくてツラくて泣いちゃうこともあったけど。

それでも私は、自分の想いをちゃんと見つけることが出来て、「運命」と共に前へ進むことが出来た。


みんながそばに居てくれたから、私はちゃんと進めることが出来たんだ。




「みんな、本当にありがとう。 本当に本当に、ありがとうっ」


みんな。
そばに居てくれて、ありがとう。


「青山。 犬飼くん。 そして……啓介くん」


両手を広げて、3人の体をギュッと抱き締める。


「みんなのこと、ずっとずっと、大好きです!!」


青山や犬飼くんに対する気持ちは、恋愛とは違うけど。

だけど私は、二人のことが大好きなんだってことに気が付いた。


そして……啓介くんのことが、世界で1番好きで、大好きで、愛してる。


私たちの出会いはとっても不思議なものだったけど、それでも私は「犬太郎」に恋をして、犬太郎の正体を知ったあとも、ずっとずっと大好きで。


いっぱい迷って、いっぱい迷惑をかけてきたけれど、それでも私は、“今”にたどり着いて、そして“これから”を生きていく。




「本当に、ありがとうっ」


みんなの体を抱き締め、最高に幸せであったかい気持ちの中、私たちは最後まで笑い合っていた。




< 253 / 266 >

この作品をシェア

pagetop