絶えぬ想い、君に
そう頭の中で呟いてると、ふと自分の目線が池内に向いた。
…え?
なんで今俺池内見たの?
いやいやいや、俺は浮気してないし。
しかも池内まったく関係ないしね。
ちょっと気にかかっただけだよ。
ってか、俺には関係ないし。
「彼氏に浮気されちゃったんだぁ…。そりゃ落ち込むよな。」
慎吾が小さい声で言った。
え!?って驚きたくなるくらいに、いい子な発言。
慎吾はこう言ってても軽いっすからね。
「な、京平。」
「え?あぁ、うん。」
浮気されちゃった…か。
…てか別れたってことは、浮気されて自分の方が捨てられたってこと?
あぁ~…
それは痛いかもね。