絶えぬ想い、君に
「どうしたの?おばあちゃん。なんかあった?」
「ちょっと京平くんに話したいことがあって。」
「何?」
俺がそう聞くと、おばあちゃんはすごく言いづらそうな、そんな複雑な顔を見せた。
なんだろ…
「…京平くん、好きな女の子とかいないの?」
「は??」
思ってもなかった質問に思わずデカい声が出てしまった。
「あ、ごめん。何、どうしたの、おばあちゃん。いるわけないじゃん、そんなの。」
「そう…」
「そうだよ。俺、菜緒の彼氏だよ?」
「うん…」
「どうしたの?おばあちゃん。」
「…菜緒がこうなって、もうすぐ3年になるでしょ?」
「…うん。」