絶えぬ想い、君に


休み時間に喋ってると、鈴木と仲良い池内も入ってきて、この4人で過ごすことは多々あった。



池内も、こないだ初めて喋った時は人見知りっぽかったけど、最近は慣れてきてくれたと思う。



たぶん。



「あー、掃除だる。」


「あ、そっか。掃除当番じゃん。忘れてた。」



だるー。



今週掃除当番だよ。



クラスの大半の奴が帰ってる中、仕方なく掃除を始めた。



っつっても、実際は始めてないけど。



ただほうき持ってるだけ。



「おい。」



ほうきを持ったまま、隣のクラスのダチと廊下で喋ってたら、後ろからケツにケリを入れられた。



「へ?」



振りかえると、カンさんが立っていた。



「廊下の掃除を頼んだ覚えはないが?」


「あれ?そうだった?ごめんごめん。」



仕方ない。



教室戻るか…



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