絶えぬ想い、君に


でも、なんか気にかかって考えてた。



次の日、実際会ってみたら別に何ともなかったけど、でも考えてたのは事実。



他の女のことなんて考えてるから、こんな風になっちゃうのかな。



バチが当たったのかな。



菜緒が怒ったのかな。



そんなことを考えてると、授業なんて受ける気にならなくて、教室にいたにはいたけど、何も聞いてなかった。



っていうか、耳にすら入ってこなかった。



「おい、京平。」


「…ん?」


「お前大丈夫か?」


「何が?」



1限の後の休み時間、慎吾が後ろからそう言って来た。



< 120 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop