絶えぬ想い、君に


母ちゃんが家にいなかったから、3人でテキトーに乃亜の遊びに付き合って。



でも夕方くらいになって、乃亜が眠くなってしまった。



このくらいの時間、いつも寝るんだよね。



起きてる時もたまにあるけど、大体。



そしたら、ちょうど母ちゃんが帰って来たから、乃亜は任せて池内を送ってくことにした。



外も若干暗くなっちゃったし。



「ホント、悪かったな。また付き合わせちゃって。」


「ううん、全然。楽しいよ、乃亜ちゃんと一緒にいるの。」



池内はいつもこう言ってくれる。



ホントに有り難いです。



「…ねぇ、氷野くん。」


「ん?」


「1コ聞いてもいい?」


「何?」


「さっき幼稚園で言ってたことなんだけど…」


「あぁ…」



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