絶えぬ想い、君に


全く考えてもいなかった池内の言葉に、かなり驚いてしまった。



「氷野くんは私のこと3年になって知ったと思うけど、私は1年の時から氷野くんが好きなの…」


「……」


「ごめんね…こんな時に…」


「…いや…そんなことないけど…」



やっと出た言葉。



こんなこと言っておきながらも、頭は混乱していた。



池内が俺のこと好きなんて…考えたこと…



「だけど…どうしても言いたくて…」


「……」


「私、氷野くんに彼女がいるって聞いて、やっぱりショックだった。知らなかったし…。だけど、氷野くんの彼女に対する気持ちを聞いて、もっと好きになったの、氷野くんのこと…。」


「……」



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