絶えぬ想い、君に


「ってか好きになった子がタイプだよ。マジであんまないもん。」


「じゃあ、今まで付き合った子とかってタイプバラバラなの?」


「バラバラだね。」



付き合った子のタイプとかも、これまた考えたことないけど、たぶんバラバラ。



大人しい感じの子もいたし。



ちょっと派手目な子もいたし…



ってか、そんなにタイプって片寄るもん?



「あ、ってか京平、時間いいの?」


「あぁ、そろそろ行かなきゃだな。」


「今日は早いんだろ?」


「うん。」


「え?氷野くんもう帰っちゃうの?」


「うん。」


「幼稚園のお迎えだから、京平は。」


「え、兄弟いるの!?」



それまで黙ってた池内が、興味津々に聞いてきた。



っつーか、慎吾はなんでもペラペラと…



別に隠してるわけじゃないけどさ。



「……まぁ。」


「妹?」


「……うん。」


「へぇ!!初めて知った。」



鈴木までもが驚いていた。



まぁ、話したことないし。



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