絶えぬ想い、君に
「ってか、幼稚園の送り迎えしてるの?えらいねぇ!!」
「あぁ、うん。まぁ。」
「会ってみたいなぁ、氷野くんの妹。」
「ちょー可愛いんだよ。なっ!!」
「え、村田くん会ったことあるの?」
「うん。俺と京平んちって、隣の隣の隣の隣だから。」
なんだかよくわかんないけど、俺を抜かした3人でやけに盛り上がっていた。
そんなに会いたいもん?
兄弟って。
つーか、兄弟…
「え、マジ!?」
いきなり慎吾がデカい声を出した。
「何。声デカ。」
「池内んちって、○○町なんだって。」
「へぇ、近いんだ。」
「じゃあ、中学って○○中?」
「うん!!そう!!」