絶えぬ想い、君に


「ってか、幼稚園の送り迎えしてるの?えらいねぇ!!」


「あぁ、うん。まぁ。」


「会ってみたいなぁ、氷野くんの妹。」


「ちょー可愛いんだよ。なっ!!」


「え、村田くん会ったことあるの?」


「うん。俺と京平んちって、隣の隣の隣の隣だから。」



なんだかよくわかんないけど、俺を抜かした3人でやけに盛り上がっていた。



そんなに会いたいもん?



兄弟って。



つーか、兄弟…



「え、マジ!?」



いきなり慎吾がデカい声を出した。



「何。声デカ。」


「池内んちって、○○町なんだって。」


「へぇ、近いんだ。」


「じゃあ、中学って○○中?」


「うん!!そう!!」



< 16 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop