絶えぬ想い、君に


俺はもう、菜緒を思い出すと笑ってる顔じゃなくて、目を閉じて眠ってる顔が最初に浮かぶ。



俺がこんなんだから、菜緒はいなくなっちゃったのかな。



きっと…そうだよね。



俺が変わっちゃったのかな。



俺はこの3年で変わってしまった。



ごめん。



ごめんね、菜緒。







それからも1日ずっとこんな感じだった。



菜緒のことしか頭になくて、学校に来ても気が紛れることは全然なかった。



でも、俺が今日学校に来たのはボーッとしてたくて来たわけじゃない。



ちゃんと理由があって来た。




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