絶えぬ想い、君に
でも、全部断ってる。
俺がどうしても幼稚園の迎えに間に合いそうになかったり、早く学校出れそうにない時は、頼む時もあるけど、でもそれも滅多にない。
きっと母ちゃんを頼れば、もっと楽になるような気もする。
もうちょっと朝も、寝ていられそうな気もする。
もっとダチと遊んだりできんのかもしれない。
でも、そうはしたくない。
乃亜の面倒は全部俺がみたい。
他の人に頼むようなことはしたくない。
しちゃいけない。
だって、乃亜が俺んちに住んでる理由は、俺にあるから。