絶えぬ想い、君に
俺が高2になってちょっと経ったくらいから、この生活。
でも、慣れない。
早く弁当作れない。
まぁ、いいんだけどさ。
授業の時寝ればいいし。
「…おはよーー…」
乃亜が目をこすりながら眠そうに起きてきた。
「あれ、起きちゃった?」
「…んー…」
「ごめんごめん、まだちょっと早いけど、もっかい寝るか?」
「…ううん…おきてるー…」
たぶん半分寝てんな、こりゃ。
そうこうしながら弁当を作ってると、母ちゃんが横から口出ししてくる。
俺が起きる時間は、母ちゃんと同じくらいか、ちょっと俺の方が早い時もある。
母ちゃんと俺が同じくらいに起きて、父ちゃんが起きて、乃亜が起きる。