絶えぬ想い、君に
店の中に入ってから、みんなのとこに着くまで、予想外に池内と2人になってしまった。
「……」
考え過ぎたのか、うまく話せない。
っていうか話が続かない。
「おぉ京平!!おせぇーよ!!」
「わりぃわりぃ。」
逃げるようにして、みんなの中に入った。
何やってんだろ。
池内とうまく喋れないのは、よくある意識しちゃって…みたいのとは違った。
ただ、苦しかった。
池内のことを考える自分を、俺の中のもう1人の自分が責める。
池内のことを考える自分も、心から考えることは出来てなくて。
その自分の中にも、俺を責める俺がいた。