絶えぬ想い、君に
11:想うのは君だけ
Alive
「ほら、これお金。持ってきなさい。」
「え、何急に。くれんの?」
「バカ、違うわよ。行く前にお菓子でも買って行きなさい。みんなで食べれるようなの。」
「あぁ、そっち。わかったわかった。」
母ちゃんからちょっとだけだけど金をもらって、乃亜とうちを出た。
「乃亜、母ちゃんが何かお菓子買っていきなさいだって。」
「ほんとぉ!?やったぁ!!」
…お菓子って言っても、ホントに子供が食べるようなお菓子じゃないけど、わかってんのかな。
今日は学校も幼稚園も休み。
これから乃亜のおばあちゃんちに行くとこ。
だから子供の菓子じゃ、おばあちゃん食べないと思うんだけど…