絶えぬ想い、君に


俺の自信を取り戻すことは、もうずっとないんじゃないかな。



俺が自分を責めるのをやめることは、たぶんきっとない。



俺の後悔がなくなることは、一生ない。



菜緒にまた会えるまで、消えることはないんじゃないかと思う。



幸せになるなんて、出来るわけない。



そう思うけど、池内を好きだと思う自分の気持ちはあって。



自分の気持ちに気付いても、悩む俺は変わらなかった。



「明日、卒業式なのよね?」


「うん。」


「本当におめでとう。」


「うん、ありがとう。おばあちゃん。」



乃亜が1人で遊んでる間、おばあちゃんと2人で話していた。




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