絶えぬ想い、君に


「鍵あった?」


「あぁ、あったよ。え、それ聞きたくて電話してきたの?」


「ちげぇよ!!これの為って俺どんだけ優しいんだよ。」


「じゃあ何?」






「…池内ならまだ来てねぇぞ。」



なんでかな。



やっぱりこいつは勘良すぎるよ。



「まだ学校だってさ。さっき鈴木が電話してた。」


「……」


「いいのか?これで別れて。後悔しねぇの?」


「…わかんねぇ。」


「もうさ、後悔する生き方はすんなよ。」


「……」




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