絶えぬ想い、君に


「中1からずっと…好きなの…」



内田が?



俺のこと?



「…ごめんね、急にこんなこと言って…」


「…いや…」


「しかも氷野くん…彼女いるのに…」


「あぁ、彼女とは別れたから…」


「え、そうなの?」


「うん。」


「そっか…」



内田がそう答えて、しばらく沈黙になってしまった。



「…あのさ。」



でも俺がそう言うと、ちょっと俯いていた内田が顔を上げた。



「ちょっと…考えさせてもらってもいいかな…?」


「あ…うん…」



正直言うと、内田のことは全くそういう対象で見てなかった。



告られるとか、ぜんっぜん考えてなかった。



< 39 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop