絶えぬ想い、君に


そっか…



内田が…俺のこと…



えー、なんか信じられないんだけど。



いや、まぁそうなんだけどさ。



夢にも思っていなかった出来事に、俺はただただ驚いていた。



だからすぐに返事をすることも出来なくて。



いや、返事して!!って言われれば出来ないこともないけど、でもそうなると答えは“ごめん”しかなかった。



だけど、内田がものすごい緊張してたのが、すげぇ伝わってきて、簡単に返事するのは違う気がして。



内田のことはそういう対象として見てはいなかったけど、でも大事な友達ではあるから。



だから“そういう対象じゃない”じゃ、失礼な気がした。



それから、やっぱりすぐには答えは出なかった。



めっちゃ考えた。



そういう対象として。



…ってか、告られれば自然と意識して考えるようになるでしょ?



たぶんその時点で、恋愛対象として見てるんだと思うんだけどさ。



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