絶えぬ想い、君に


告られたばっかの頃は、内田も気まずそうにしてたけど、たぶん気まずくしてたら、ちゃんと内田のこと見れないし、今まで通りに俺は接するようにしてた。



告られても普通にみんなで遊んだ。



もちろん内田も一緒に。



今まで彼女がいたことはあるし、告られたこともあるけど、こんなに真剣に考えたのは初めてかもしれない。



そして、告られてから2週間以上が経って、俺も変わっていた。



内田のことを恋愛対象として見てなさすぎて、わからなかった俺の気持ちも見えてきていた。



その頃にはもう、常に内田のことを気にしていた。



気にしてたってか考えてた。



恋愛の対象っていう枠があったとしたら、その枠の全然外にいた内田が、気付いたら枠の中のど真ん中にいるような。



人と付き合ったことがないわけでもないし、人を好きになったことがないわけでもない。



そうなれば、もうわかる。



そして、内田を呼び出して、2人になった。



< 41 / 356 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop