絶えぬ想い、君に


「どれがいい?」


「うーん…」



コンビニに着いて、乃亜が真っ先にアイスコーナーに向かう。



「あれ?氷野くん?」



アイスを買ってコンビニを出たところで、急に声をかけられた。



振り返ると、池内がいた。



「おぉ。何やってんの?」


「ちょっと飲み物買いに来たの。」


「やっぱ家近かったんだな。」


「そうだね。」



言われてみればこのコンビニ、前に池内が言ってた家の方だったな。



全然知らなかったなぁ。



まぁ中学違うし、知らないか。



「にぃに、アイスたべていいー?」



そう言いながら、乃亜が俺の手を引っ張った。



「いいけど、服汚さないようにな。」


「はーい。」



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