絶えぬ想い、君に
って思いながらも、言っちゃったもんは仕方ないし、名字が違えばなんでか気になるのも普通だわなと思って、池内に話すことにした。
乃亜のこととか菜緒のこととかってあまり人に話したことはないけど、別に隠してきてたわけでもないからね。
言う必要がないからってだけだし。
でも、たぶん池内はもう変に思っちゃうだろうし、ここで変に隠して探られる方が嫌じゃん?
池内だからってわけじゃないけど、誰にでも変に自分のこと探られんのって嫌じゃない?
それに最近ではあるけど、池内とは仲良いと思うし、悪い奴ではないからさ。
若干成り行きで、コンビニのすぐ近くにある公園に行くことになった。
「おすなばであそんでもいい?」
「いいよ。」
乃亜は公園に着くまでに、とっくにアイスを食べ終わっていた。
「兄弟じゃないんだ。」
「え…」
池内と2人になって、話し始めた。
慎吾以外の人に、このこと話すの初めてだな…