絶えぬ想い、君に
「何で遅刻したんだ?」
「あー、それはね。こいつと2人で道歩いてたら、いきなりマンホールが爆発して、そんで…」
「要するに寝坊だな?」
「は?ちげーし。」
「はぁ~…。もういいから席つけ。お前らはそこだから。」
…やっぱダメか。
マンホールじゃ。
学校着くまでに慎吾と考えたんだけど。
でも、またカンさんかぁ…担任。
ま、いっか。
慣れてるし。
「出席取るぞー。」
前でカンさんがデカい声でそう言った。
「久し振りだね、一緒のクラス。」
隣の席の人に声をかけられた。
「え?おぉ!!鈴木じゃん。一緒のクラスか。」
「うん。よろしくね。」
鈴木は1年の時同じクラスで、けっこー仲良かった。
可愛い方らしく、モテる。
俺はそういう目で見たことないから、よくわかんないけど。