絶えぬ想い、君に
そんなことを思いながら部屋を見渡すと、壁にみんながクレヨンで書いた絵が飾ってあった。
“わたし・ぼくのだいすきなひと”
絵の1番上には先生の文字でそう書かれてたものが、貼ってあった。
乃亜は、俺を書いていてくれていた。
俺の顔の横に“にぃに”って書いてある。
ちょーーーーーー可愛い。
決して似てるとは言えない似顔絵だけど、すぐ乃亜が書いたのだってわかる。
「あ、先生。」
授業参観?が全部終わった後、いろんなお母さん達が先生と話してる中、俺らも乃亜の担任?の先生に話しかけた。
ってか母ちゃんがね。
「どうも、この子の母です。」
「あ、はじめまして。」
母ちゃんはこの幼稚園に来たことがないわけじゃないけど、今年乃亜の担任になったこの先生には初めて会う。