絶えぬ想い、君に


「のあ、にぃににだっこされるのすきー。」


「え?じゃあわざと歩きづらいっつったの?」


「ちがうよー。ほんとにあるきづらいー。」



わざとか?



こりゃ。



女は怖いねぇ。



「あれ?」



自分のクラスが集まってるとこに着くと、池内が俺らに気付いた。



「乃亜ちゃん!!どうしたの?」


「あ、りかおねぇちゃん!!」


「覚えててくれたの?」



乃亜は俺に抱っこされたまま、池内に会って嬉しそうに笑っていた。



「あれ?乃亜ちゃん????乃亜ちゃんじゃん!!!!!!」



慎吾が俺らを見つけてかけよってきた。



あぁ、そうだった…



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