絶えぬ想い、君に


ちゃんとこういうことは言わないと。



他のホントのお母さんには全然及ばないし、同じことしてるとも思ってないけど、でもちゃんと言わないとね。



親バカそうに見える俺でも、ちゃんと乃亜に怒る時は怒るし、叱る時は叱る。



まぁ、今のは叱ったとか怒ったには入らないけど。



でも、ちゃんとおばあちゃんに頼んで、面倒見させてもらってるんだから、そこはちゃんとしないと。



いつか菜緒のところに乃亜が帰る時、胸張って乃亜を送り出せるようにね。



遊びで乃亜の面倒見てるんじゃないんだから。



ガチャ。



「あ、おはよう!!」


「おぉ、おはよう。」


「おはよー!!りかおねぇちゃん!!」



4人で幼稚園に向かう。



なんか…変な感じ。



「あ、氷野さん。おはようございます。」


「おはようございます。」



幼稚園に着いて、乃亜の担任の先生がすぐに俺らに気付いた。



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