絶えぬ想い、君に
「なぁ、佐藤先生っていくつ?」
「…確か25とかって言ってたかも。」
「へぇ~。可愛いよな。」
「…お前は女なら誰でもいいわけ?」
「そうじゃねぇけど。」
「まぁ、お前の好きそうなタイプだな。」
「だろ?」
こんな会話を歩きながら慎吾としていた。
決して遠足っぽくない会話ではあるけど。
いろんなお母さんがいて、最初はまたジロジロ見られてしまった。
まぁ、なぜか人数多いしな。
俺ら。
池内もいるし、なんせ慎吾いるし。
決して俺と慎吾は幼稚園の遠足に混じっちゃいけないような感じだし。
でも池内も慎吾も、周りのお母さんとか子供たちにすぐ馴染んでくれたらしく、よかった。
慎吾はもともと子供が好きだしね。
池内も子供好きみたい。