のんびりッ子にて脱力を。

よし、ちょっとテンション上がったし、帰るか。



傘と言う名の便利アイテムなんて持ち合わせていない。


しかもこの勢いとなると、相当びっしょびしょになると思う。



だかしかーし、テンションの上がったあたしなら、雨なんてへっちゃらさ。


たまには浴びてみるのも気持ち良いかも知れないし。



ほら、雨だって降りたくて降ってる訳じゃないんだし。



よっしゃー!!
気合い入れてー、

いざゆかー、ん゙ッ??!



「お前、何する気??」



一歩踏み出そうとしたその時、

骨ばった手があたしの右肩をつかんだ。



< 113 / 204 >

この作品をシェア

pagetop