のんびりッ子にて脱力を。

「…だったら何?」


『へ??』


「…なんでもねー。」



傘を持つ左手の向こうにある要の顔を見上げると、

一瞬だけ目があってからフイッとあっちを向いてしまった。



…なんか、墓穴った??



『要、前見て歩かないと電柱にぶつかるぞ。』


「オレ、んな器用なこと出来ないから。

てかお前、凹んでたんじゃねーの?」



……なにが??

凹んでた??




< 117 / 204 >

この作品をシェア

pagetop