のんびりッ子にて脱力を。

『いや、よくそんな化粧できるなーって。

あたし、道具の名前すらわかんないもん。』


ボスのメイクポーチをがさごそいじる。


「ちょっと!!
勝手に弄んないでよ!!」



『あ、これはわかるよ!
睫毛グイーやるやつでしょ?
これやんの怖くない?
挟まんじゃん!!』


睫毛グイーやるやつをカチカチいじると、取り上げられた。


「あんた、…ホントに化粧したことないのね。
今時珍しい。」


『そーかー??
うわ。挟まれ!!』


ボスが睫毛グイーやってる。


「挟まれってなによ。挟まれって。

何だったらあんたのもやってやろうか?」


『やーだー。
瞼挟まるー。
化粧怖いー。
ボス怖いー。』


「あんたね…、、
よし。いいわ。

意地でも化粧してやろうじゃないの。」


へ??


「行くわよ。」



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