のんびりッ子にて脱力を。

『ここ、あたしン家。』


「へー、結構良いとこ住んでンのな。」


『まぁねー。
親の金だから。

じゃ、傘ありがとね。
心から感謝してます、ありがとう。』


「…はいはい。
それは良かったです。」



あれ?
精一杯心込めたつもりなんだけどなー??


「それじゃ、また『あ、ちょい待ち。

…これ、貸してあげる。
肩濡れてるっしょ?』


バックをあさり、タオルを渡す。


「…別にいい。」


『借りれるもんは借りとけ。

そんじゃ、ばいばいッ!!』



そのままエレベーターに乗り5を押すのんちゃんと、


タオルを片手に一人赤面する要くんなのでした。




「…可愛かったー………。」



END.



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