のんびりッ子にて脱力を。

―――

お化粧タイム終了らしいんだけど…、



「中島さん…、」


「あんたって…、ほんと憎たらしい。」


みんなで覗き込まないで下さい。


『なんで??何が??
あたしも見たい!!』


「詩織、あたしに髪いじらせて!!

ウィッグ持ってる!!」


「こうなったら完璧にしようよ!!」


「当たり前じゃない。
中島さん、覚悟しなさい。」



…え?
ウィッグ??ってかつら??

まだなんかするの?


『やーだー!!
化粧は終わったんでしょ?
もう、気ぃ済んだでしょ?』


「まだまだ。
大人しくいじられなさい。」


『解放してくださいー!!!』



そして、頭に人工毛を乗せられ、いじられまくる可哀想なあたし。



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