のんびりッ子にて脱力を。

ボスとこれからも遊ぶ約束を交わし、屋上へ向かった。


屋上に繋がるドアを開ければ、晴々とした卒業日和。


素敵ね!!


『けーすけくーん!!』

「はーぁーい…。」


うぉ!!
泣いてるやん。


特等席から出てきた圭介くんの顔は、涙の跡が見てとれる。


『どーしたどーした。
あたしと離れるのが今頃悲しくなったか?』


特等席にあがり、ふざけて頭を撫でると顔を真っ赤にしてそっぽ向いた圭介くん。


「…だったら悪いかよ。」


何こいつッ!!
かわいいな!!


『あたしも悲しいよー!!

これからも仲良くしてねー!!』



勢いで抱きつくと、音速で離れた身体。


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