のんびりッ子にて脱力を。

校門に着くと、校門横の柱に背を預ける凌ちゃんサンを見つけた。


赤髪にピアス、サングラス。

周りには女の子。


「囲まれてんな。」

『せやなー。』


いつものことだ。


「いいのか?」

『嫌だけど、仕方ないし。』


そう言うと、いきなり要に肩を抱かれた。

なんやッ?!


「お前、よくあんなん我慢できんな?」

『わたくし我慢強いんですのー。』

「我慢できなくなったらいつでもオレんとこ来いよ?
遊んでやるから。」

『遊びかよ!!
あ、でも、大学行っても遊ぼうね!
遊び行くからね!!』


こいつは3つ県を跨いだ所で一人暮らしをするらしい。



「あ、」

『ん?んぇッ!!』



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